お口の健康診断(口腔機能検査)について
- Q. 口腔機能検査は痛くありませんか?
- A. 痛みの少ない検査です。短時間で受けることができ、お身体への負担もほとんどありません。
- Q. どのくらい時間がかかりますか?
- A. 検査内容にもよりますが、通常15〜30分程度で終了します。
- Q. 何歳くらいから受けた方が良いですか?
- A. 当院では50歳以上の方へ積極的にご案内しています。ただし、むせや飲み込みにくさなどの症状がある場合は年齢に関係なくご相談ください。
- Q. オーラルフレイルとは何ですか?
- A. お口の機能が衰え始めた初期段階のことです。早期発見・早期対応が大切です。
- Q. 口腔機能低下症は改善できますか?
- A. 早期に発見し、適切なトレーニングや口腔機能管理を行うことで改善や進行予防が期待できます。
- Q. 飲み込みが悪い場合はどうしたら良いですか?
- A. 必要に応じて嚥下内視鏡検査(VE)を行い、飲み込みの状態を詳しく評価します。
- Q. 誤嚥性肺炎は予防できますか?
- A. 口腔ケアや口腔機能管理、飲み込みのトレーニングを行うことでリスクを減らせる可能性があります。
- Q. 口腔機能検査は保険で受けられますか?
- A. 症状や検査内容によって保険適用となる場合があります。詳しくはスタッフまでお気軽にご相談ください。
「最近むせることが増えた」
「食事に時間がかかるようになった」
「硬いものが噛みにくい」
「飲み込みにくい気がする」
このようなお悩みはありませんか?
年齢を重ねると、お口の機能も少しずつ変化していきます。
近年では、このようなお口の機能低下を「オーラルフレイル(お口の衰え)」「口腔機能低下症」として捉え、早期発見・早期対応することの重要性が注目されています。
虫歯や歯周病を予防するだけでなく、「しっかり噛む」「しっかり飲み込む」「しっかり話す」というお口の機能を維持することも、健康な毎日を送るためには欠かせません。
当院では、お口の機能を確認する「お口の健康診断」として口腔機能検査を行っています。
このような症状はありませんか?
食事中によくむせる
食事に時間がかかる
硬いものが噛みにくい
飲み込みにくい
滑舌が悪くなったと言われる
お口が乾く
食べこぼしが増えた
食事量が減った
昔より噛む力が弱くなった
ひとつでも当てはまる場合、お口の機能が低下し始めている可能性があります。
オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、お口の機能が衰え始めた初期段階を指します。
最初は「少しむせる」「少し噛みにくい」「少し話しにくい」といった小さな変化ですが、放置すると、低栄養→サルコペニア(筋力低下)→フレイル(心身の衰え)→要介護状態へ進行する可能性があります。
オーラルフレイルは、全身の健康に影響する大切なサインです。
お口の機能低下と誤嚥性肺炎
飲み込む力が低下すると、食べ物や唾液が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」が起こりやすくなります。
誤嚥を繰り返すことで発症するのが「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎は高齢者の入院原因の一つとして知られており、健康寿命にも大きく影響します。
そのため現在では、オーラルフレイル予防、口腔機能低下症の早期発見、誤嚥性肺炎予防、フレイル予防を目的として、口腔機能管理が重視されています。
当院で行う口腔機能検査
口腔機能検査は、お口の状態を数値で確認する「お口の健康診断」です。
検査は短時間で行うことができ、痛みもほとんどありません。
舌圧検査(舌の力)
舌の力を測定する検査です。
舌の力は飲み込む力と深く関係しています。
舌圧が低下すると、むせやすくなる、飲み込みにくくなる、誤嚥しやすくなるといった症状につながることがあります。
咬合力検査(噛む力)
噛む力を測定する検査です。
噛む力が低下すると、硬いものが食べにくい、食事量が減る、栄養状態が悪くなるといった問題につながります。
しっかり噛める状態を維持することは、健康寿命を守るためにも大切です。
口腔湿潤度検査(ムーカス)
お口のうるおいを測定する検査です。
お口の乾燥(ドライマウス)は、飲み込みにくさ、口臭、虫歯、歯周病などの原因になります。
お口の乾燥を早期に発見し、適切なケアにつなげることが大切です。
口腔内細菌検査
当院では口腔内細菌数の測定も行っています。
お口の中の細菌が多い状態で誤嚥が起こると、誤嚥性肺炎のリスクが高まることが知られています。
口腔機能だけでなく、お口の中の環境も総合的に確認していきます。
飲み込みが気になる方へ
嚥下内視鏡検査(VE)にも対応しています
当院では口腔機能検査だけでなく、嚥下内視鏡検査(VE)にも対応しています。
細い内視鏡を鼻から挿入し、実際に飲み込む様子を確認することで、誤嚥していないか、飲み込みのどこに問題があるか、安全に食事ができているかを詳しく評価することができます。
このような方はVE検査をご相談ください
食事中によくむせる
お茶や汁物でむせる
飲み込みに不安がある
誤嚥性肺炎を繰り返している
ご家族から食事中のむせを指摘された
食事形態を見直したい
口腔機能検査は「お口の健康診断」です
口腔機能検査は、症状が出てから受ける検査ではありません。
血圧や血糖値を定期的に確認するように、舌の力、噛む力、飲み込む力、お口のうるおいを定期的にチェックすることが大切です。
特に50歳を過ぎたら、一度お口の機能を確認することをおすすめしています。
検査後のサポート
検査結果に応じて、あいうべ体操、パタカラ体操、舌のトレーニング、飲み込みトレーニング、口腔ケア指導、食事や生活習慣のアドバイスを行います。
検査だけで終わらず、その後の予防や改善までしっかりサポートいたします。
よくある質問
将来も自分の歯で食事を楽しむために
お口の機能は、健康寿命と深く関わっています。
いつまでも美味しく食事を楽しみ、家族や友人との会話を楽しむために。
まずはご自身のお口の状態を知ることから始めてみませんか。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
