睡眠時無呼吸症候群
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- STEP 1医科での検査(簡易 or 精密検査)
- まずは呼吸の状態を調べ、必要に応じて診断書をご持参いただきます。
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- STEP 2歯科でのマウスピース作製
- お口の状態を診察し、患者さまに合った形でスリープスプリントを作製します。
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- STEP 3装着と調整
- 完成したマウスピースのフィット感や使用感を確認し、必要に応じて調整を行います。
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- STEP 4使用後の経過観察
- 継続的に使用していただくために、メンテナンスや状態確認を定期的に行います。
寝ても疲れが取れない方へ

〜 睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気をご存じですか? 〜
毎日しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない
日中、強い眠気に襲われる
朝起きた時に頭が重く、集中力も続かない
このようなお悩みがある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の可能性があるかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に何度も呼吸が止まる病気で、本人は気づかないまま深刻な健康リスクを抱えてしまうことがあります。
睡眠時無呼吸症候群とは?

SASは、睡眠中に呼吸が一時的に止まる、あるいは浅くなる状態が繰り返される病気です。
医学的には「10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上起こる」と診断されます。
原因の多くは、空気の通り道である上気道(のど周辺)が、眠っている間に何らかの理由で狭くなったり、塞がれたりすることによるものです。
これにより、脳が十分な酸素を得られず、深い睡眠が妨げられてしまうのです。
主な症状と気づき方
本人が気づきにくいSASですが、以下のような兆候がある方は注意が必要です。
睡眠中のサイン
いびきが大きい、断続的に止まる
呼吸が止まっていると指摘されたことがある
息苦しさで夜中に目が覚める
日中の症状
朝起きた時の頭痛や倦怠感
日中の強い眠気、集中力の低下
不眠や夜間頻尿、口の乾き
こうした症状が続く場合は、専門医による検査を受けることをおすすめします。
放置するとどうなるの?

睡眠時無呼吸症候群を放置してしまうと、以下のような健康リスクが高まります。
高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病
居眠り運転や事故のリスク
うつ症状や認知機能の低下
睡眠の質の低下は、全身の健康や命にも関わる重大な問題です。早めの対策がとても大切です。
歯科医院でできる睡眠時無呼吸症候群へのアプローチ

睡眠時無呼吸症候群の治療は、医科での検査やCPAP(持続陽圧呼吸療法)が一般的ですが、軽度〜中等度の症状に対しては、歯科でのマウスピース治療(スリープスプリント)も効果的とされています。
スリープスプリントとは
スリープスプリントとは、就寝時に装着する専用のマウスピース型装置です。
下あごを前方に固定することで、のどの気道を広げ、いびきや無呼吸の発生を軽減させます。
寝ている間のいびきが改善される
呼吸の質が安定し、熟睡感が得られる
日中の眠気が改善され、仕事や生活のパフォーマンスが向上する
当院の対応について
千葉ニュータウンデンタルクリニックでは、医科と連携しながら、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療に対応しています。
以下の流れで診療を進めます。
医科との連携があるから安心
睡眠時無呼吸症候群は、医科と歯科の両方の視点が必要な分野です。
当院では、患者さまがスムーズに検査・治療に進めるよう、地域のクリニックや病院とも連携をとりながら、チーム医療の一環としてサポートいたします。
「いびき=病気」かもしれません

いびきは、単なる睡眠中の音ではなく、「体からのSOSサイン」である可能性があります。
放っておくことで、命に関わる重大な疾患へとつながるケースもあるため、違和感のある方は、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの「ぐっすり眠れる毎日」を、私たちがサポートいたします。
最後に
睡眠は、心と体を回復させる大切な時間です。
それがしっかり取れていないと、いくら生活習慣を整えても疲労感や不調は抜けません。
「たかがいびき」「少し眠いだけ」と見過ごさず、ぜひ一度ご自身の眠りを見直してみませんか?
千葉ニュータウンデンタルクリニックでは、睡眠に関する不安を“歯科から”解決するお手伝いをしています。